朝がくるのが、ちょっとこわい。
また今日も泣かれるのかな、うまく送り出せるかな──
そんなふうに、毎朝ドキドキしながら目を覚ます日が続いていました。
登園しぶりって、本当にしんどいですよね。
「もう無理かもしれない…」と心が折れそうになる朝も、何度もありました。
でもある日、ふと「無理しなくていいんだ」と思える瞬間があって。
その気持ちだけで、少しだけ心が軽くなったように感じました。
この記事は、そんな私がやってみたこと、感じたことの記録です。
同じように疲れた朝を迎えているあなたに、そっと届けば嬉しいです。
泣かれる朝に、親の心もすり減っていく
登園しぶりが続く朝は、ただでさえ慌ただしいのに、いっそうしんどく感じます。
「幼稚園行きたくない」「ママといたい」と泣きながらしがみつかれるたびに、こちらの心も揺さぶられます。
玄関で動かなくなったり、大泣きしたり、時には暴れたり…。
それでもなんとか幼稚園の門までたどり着いて、先生に引き渡すその瞬間、胸がギュッと締めつけられるような気持ちになる。
そんな朝が、今も続いています。
泣いても連れて行くこと、そして「ぎゅっ」と抱きしめること
うちの子は、園に入ってしまえば落ち着いて過ごせることが多いので、基本的には泣いていても連れて行くようにしています。
でも、毎回うまくいくわけではありません。こちらの気持ちまで、グラグラになる日だってあります。
そんな中でも、私が決めているのは、
送り出す前に「バイバイ」と声をかけて、「ぎゅっ」と抱きしめること。
ときには、そのまま泣き叫ぶ子を引きはがさなきゃいけない日もあるけれど、たまに、涙をためたまま「バイバイ」と手を振ってくれる日もあって。
あの一瞬だけで、少し救われたような気持ちになるんです。
親も、しんどいときは休んでいい
泣いても連れていくと決めてすぐの私は、どんなに大変でも「今日も連れて行かなきゃ」と必死でした。
泣かれるのは毎朝ではなくなったけれど、だからといって気持ちがラクになるわけじゃなくて。
泣く日もあれば、すんなり行ける日もある──
その“波”に振り回される感じが、正直しんどくて。
そんなある日、「私のほうがもう限界かもしれない」と感じて、思いきってお休みしてみたんです。
「今日はもう無理かも」って、自分の気持ちを認めて。
最初は、どこか罪悪感もありました。
でも、少しだけ心に余白ができて、「ああ、私、ずっと無理してたんだな」って気づけたんです。
それからは、本当にしんどいときは休ませることにして、「ママも今日はちょっと休憩ね」と伝えて、一緒にゆっくりテレビを見たり、ごはんも簡単にすませたり。
がんばらないで一緒にいる日があっても、きっと大丈夫。
そんなふうに、肩の力を抜ける時間も、親子にとって必要なんじゃないかなって思います。
登園しぶりに正解はない。波があって当然
登園しぶりに限らず、子育てってほんと、波がありますよね。
うまくいく日もあるし、全然だめだ…って日もある。
泣かれると、つらい。
休ませると、罪悪感。
でも、連れて行かないと何も進まない。
かといって、休ませないとこちらがもたない。
もう、どうしたらいいの?って思う日もありました。
そんなふうに、ゆらゆら揺れながら、それでも毎朝向き合ってる私も、そしてあなたも、もうそれだけで立派なんだと思います。
完璧じゃなくていい。
靴を履かせられなくても、泣きながらでも、今日もなんとか玄関まで来たなら、それだけで立派な一歩です。
まとめ:疲れていても、ここまで続けてきたあなたへ
この記事で伝えたかったのは、
ぎゅっと抱きしめて送り出した朝も、
もう限界で休むことを選んだ日も、
どちらもあなたにとって大切な選択だったということ。
完璧じゃなくていいし、時には休んでいい。
あなたが感じている不安や疲れは、決して弱さじゃない。
だからどうか、自分を責めず、優しくしてあげてほしい。
明日は、今日より少しだけ心が軽くなっていますように。


