市販のキッチン用アルコール除菌スプレーの濃度って結局どうなの?
以前、普段使っている除菌スプレーのエタノール濃度をネットで調べてみましたが、本当に正しい情報なのか判断できずにモヤモヤしてきたため、各メーカーのお客様相談窓口に電話して聞いてみました!
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「フマキラー キッチン用アルコール除菌」のエタノール濃度は?
「フマキラー キッチン用アルコール除菌」のエタノール濃度を尋ねると、すぐに「およそ45%です」と回答がありました。こちらはネットの情報でも45%であるとのことだったので、聞かれたら答えるスタイルなんですね。
(2020/2 追記)本日改めて確認してみたところ「エタノール濃度は45%程度」とのことでした。ついでに「今流行のコロナウイルスにはさすがに効果ないですよね?」と聞いてみたところ、「試験できていないためはっきりとは言えないが、インフルエンザウイルスのようなアルコールに弱いものには効果があるため、ドアノブ等の手が触れる場所の除菌には効果があるものと考えられます。手指の消毒には使用できませんが…」と教えてくださいました。
(2020/3 さらに追記)フマキラーが新型コロナウイルスと類似するネコ腸コロナウイルスへのウイルス不活化試験を行った結果を公開していますね(公式HP)。そこでは「エタノール濃度49%」と表記されているので、45%程度と答えていても実際は少し多めに入っているのかもしれません。
以下、個人的感想
45%だとそんなに高い濃度というわけではないですが、きちんと開示してくれるんですね。「ジャム瓶等に使う予定なら、熱湯消毒の方が殺菌できていいですよ」というアドバイスもくれて、正直だなという印象です。
「カビキラー キッチン用アルコール除菌」のエタノール濃度は?
「カビキラー キッチン用アルコール除菌」のエタノール濃度を尋ねると、すぐに「60%以下、ですね」と回答がありました。こちらはネットで調べても濃度がわからなかったので、アバウトでも答えが聞けて良かったです。
以下、個人的感想
「高濃度アルコール(業務用製品等を除く)」とパッケージに書いてあるので、もっとビシッと濃度を答えてほしかったですが、やはり正確な濃度は答えてくれないものなんですね。
「イオントップバリュ キッチンアルコール除菌スプレー」のエタノール濃度は?
「イオントップバリュ キッチンアルコール除菌スプレー」のエタノール濃度を尋ねたのですが、「確認しますのでしばらくお待ちください」と言われ、少し待つことに。その後すぐに「24%以上です、ということだけお答えできます」と回答がありました。 →今回はすぐに「約58%です」と回答がありました(2020年2月確認)
ネットで調べた情報では58%であるとのことだったので、人によって答え方が違うのか、濃度(もしくは製造元)が変わったのか…?
(2020/2 追記)本日改めて確認してみたところ「エタノール濃度は約58%」とのことでした。ついでに手指の除菌についても聞いてみましたが、「使用できなくはないが、肌保護成分が入っていないためオススメできない」と教えてくださいました。
以下、個人的感想
質問ごとに待ち時間が発生したうえ、返ってきた返事が慎重な感じだったので、どこか関連部署等に確認していたのかな?と感じました。少し時間はかかるものの、確認体制がしっかりしていて安心感がありますね。
キッチン用アルコール除菌スプレーの濃度まとめ(2018年7月現在)
フマキラー:45%程度 (2020年2月確認)
カビキラー:60%以下
イオントップバリュ:24%以上 約58%(2020年2月確認)
生産時の規格がこんなにゆるいと困りそうなので、本当はもっと範囲が絞れるんじゃないかなと思うのですが、アルコール除菌スプレーの濃度はできれば秘密にしておきたいんですかね…?
濃度は低めでもフマキラーは45%から大きくずれることはなさそうなので、安心感がありますね。
すばやく安全に除菌したい場合は、「ドーバー パストリーゼ77」のようなエタノール濃度70~80%の除菌スプレーを用いる方が効果的ですが、食卓やキッチンの台をふいたりするのに使うには値段が高すぎますよね。
我が家は大人2人暮らしで除菌がゆるくても今のところ問題ないため、今後も普段の拭き掃除には市販のアルコール除菌スプレーを使用する予定です。
しかし、キッチンの衛生状態を考える必要が出てきたら(子どもができるとか、食中毒になるとか…)、他の製品にもチャレンジしてみたいと思いました。