最近、なんだか心が疲れてるな…と思うことが増えてきました。
なにか特別なことがあったわけじゃないけど、ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだり。
夜、スマホをぼーっと眺めていても、全然休まらない。
むしろどんどん頭も気持ちも疲れていくような感覚。
「ああ、もう無理かも…」と感じて、久しぶりに紙の本を手に取ってみることにしました。
スマホでは得られない、読書の静けさ
なんとなく気になって買ったままにしていた本が家にあったので、スマホを置いてそっと開いてみました。

ぺらぺらとページをめくって読み進める。
それだけのことなのに、不思議と静かで、落ち着いた空気が流れていて。
「ああ、心が落ち着くなぁ…」と、しみじみ感じました。
スマホは次から次へと情報が流れ込んできて、自分の気持ちが置いてけぼりになりがち。
でも本は、自分でページをめくらない限り進まないから、自分のペースでいられる。
その違いが、今の私にはとても心地よく感じられました。
読み始めたのは『まず、ちゃんと聴く』
今読んでいるのは、櫻井将さんの『まず、ちゃんと聴く』という本。
まだ最初の方しか読めていませんが、「人の話を聴く」ってシンプルなようでいて、実はとても奥が深いんだな…と改めて感じました。
中でも特に印象に残ったのが、
「相手の言動の背景には、肯定的意図があると信じて聴く」という考え方。
たとえば、子どもがきつい言い方をしてきた時も、
「子どもなりの肯定的意図があるはず」と、発言と意図を切り分けて受け取りにいく。
そう思えただけで、私の中に少し余裕が生まれました。
これは子育てだけじゃなく、夫婦や友人との関係にもつながる大切な視点だと感じています。
本を読むって、もっと気軽でよかったんだ
本って「まとまった時間がないと読めない」と思い込んでいたけれど、
実際は、ほんの数ページ開いてみるだけでも、気持ちに変化があるものですね。
“ちゃんと読まなきゃ”じゃなくて、“開くだけでもOK”という感覚が持てたことで、
「私、今ちょっと休めてるかも」と思えたのがうれしかったです。
おわりに:スマホから離れて、本を開いてみるだけでも
紙の本を読んでみて、気分が劇的に変わったわけではないけれど、
スマホを一度置いて自分のペースで読める時間を持てたことで、少しだけ心が落ち着いた気がします。
疲れているときほど、ついスマホを見てしまいがちだけど…
本を読むことでしか得られない「静けさ」や「自分との距離感」があるのかもしれません。
もし、スマホ疲れや心のモヤモヤを感じている方がいたら、1ページだけでも、本を開いてみてください。
“読む”ことが出来なくても、“開いてみる”だけでも十分な気分転換になるかもしれません。